「このまま今の仕事を続けていいのかな」
そんな不安を抱えたまま、私は25歳で転職を決意しました。
結果だけ言えば、その転職は“失敗”でした。
でも今振り返ると、あの後悔こそが、
“自分らしい働き方”を見つける最初のきっかけだったのです。
会社を辞めたあの日
あの頃の私は、
「もっとやりがいのある仕事がしたい」「スキルを身につけたい」
そんな前向きな気持ちで転職を決めました。
でも現実は想像と違いました。
新しい環境では上司との関係もぎくしゃくし、
やりがいを感じるどころか、毎朝会社に行くのが憂うつに。
“転職したのに、なぜこんなに苦しいんだろう。”
あのときの自分は、完全に迷子でした。
理想の働き方を“外”に探していた
今になってわかるのは、
あの頃の私は“理想の働き方”を会社や環境に求めていたということ。
- この会社ならやりがいを感じられるはず
- この職種なら自分に合っているはず
でも、どんなに環境を変えても、
自分の「軸」がないままだと、どこに行っても満たされない。
自分らしい働き方は、“探す”ものじゃなく“作る”もの。
そう気づくまでに、少し時間がかかりました。
“後悔”が教えてくれた3つのこと
① 働く目的を「他人基準」で決めない
あの頃の私は、周りの目ばかり気にしていました。
“有名企業に行けば安定”“転職すれば成長できる”
そんな誰かの価値観を、無意識に自分の正解にしていたんです。
でも、本当の正解は「自分がどう生きたいか」。
他人の期待より、自分の心の声を優先することが、働く上でいちばん大事だと知りました。
② 「失敗」は、方向転換のサイン
転職の失敗を経て気づいたのは、
“間違った道を選んでも、やり直せる”ということ。
むしろ失敗は、「本当は何を大切にしたいか」を知るためのヒントでした。
落ち込むこともあったけれど、
あの経験があったからこそ、今の働き方を選ぶ勇気を持てたと思います。
③ 自分を責めない
失敗した自分を責めることほど、無意味なことはありません。
過去の自分がいたからこそ、今の自分がいる。
それに気づいた瞬間、心が少し軽くなりました。
人生の選択に「無駄な失敗」なんてひとつもない。
すべては、“自分らしく生きる力”になる。
“自分らしい働き方”ってなんだろう?
私にとってそれは、「好きなこと」と「得意なこと」が重なる場所。
そして、無理をしなくても自然体でいられる環境です。
- 誰かに貢献できる
- 自分のペースで働ける
- 仕事が“義務”ではなく“選択”である
この3つが揃ったとき、人は本当に満たされるのだと思います。
今の働き方とこれから
あの転職の後悔を経て、私は自分の価値観を見つめ直しました。
今では、フリーランスとして自分のペースで仕事をしながら、
“自分の言葉で人の心を動かす”仕事をしています。
朝の時間を自分のために使い、夜は心を整える。
忙しいけど、どこか満ち足りている——そんな毎日です。
まとめ|後悔は、“自分らしさ”を見つける道
後悔は、過去ではなく“未来を見つけるための鏡”。
どんな経験も、あなたの「自分らしさ」をつくる材料になります。
今、悩んでいる人に伝えたい。
「失敗しても大丈夫。そこからもう一度、自分を選べばいい。」
それが、私の経験から出た答えです🌿
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