2024年の制度改正から1年。
「新NISA」を利用する人が過去最多を更新したという調査結果が発表されました。
特に目立つのが、20代の利用者が急増している という点。
これまで「投資=30代以降」というイメージがありましたが、
時代はゆっくりと変わり始めているようです。
■なぜ20代の投資デビューが増えているのか?
これにはいくつかの理由があります。
✔ 1.給与だけでは将来が不安になりやすい時代
物価が上がり続ける一方で、
手取りはなかなか伸びにくい。
「貯金だけで備えるのは難しい」と感じる若い層が増えています。
✔ 2.新NISAの仕組みが“シンプル”になった
2024年の制度改正で、
- 非課税枠が拡大
- 期間が無期限
- 積立と成長投資枠が併用可能
など、複雑さが減り、
とりあえず始めてみるハードルが下がった のが大きいです。
✔ 3.スマホアプリで簡単に始められるようになった
昔は銀行や証券会社に行く必要がありましたが、
今はスマホで10分あれば口座開設が完了。
「難しそう」という心理的ハードルが
驚くほど低くなりました。
✔ 4. SNSで金融情報が広がりやすくなった
InstagramやXでは、
つみたてNISAや投資信託をテーマにした発信が増加。
若い世代が、
友達と同じ温度感で投資を始めやすい環境 が整いました。
■投資初心者が最初につまずきやすいポイント
とはいえ、20代が増えている一方で
こんな悩みもよく聞きます👇
- どの商品を選べばいいのかわからない
- リスクが怖い
- 始めたけど、このままでいいのか不安
投資は“なんとなく”で続けると続かないため、
まずは 積立×分散 の基本を押さえることが重要です。
■「積立投資」が20代と相性の良い理由
投資には「時間」が必要です。
だからこそ、人生のなかで最も余裕があるのが20代。
- 少額でも効果が出る
- 継続しやすい
- 価格の上下に慣れやすい
- 長期の複利効果を最大化できる
「何歳から始めるのが一番得ですか?」と聞かれたら、
専門家の多くが “早ければ早いほど良い” と答えます。
20代の増加は、まさにこの流れを反映しています。
■NISAは万能ではない。だからこそ知識が必要
新NISAは優れた制度ですが、
以下のような注意点もあります👇
- 元本が保証される制度ではない
- 値動きによっては損失が出る
- 短期で結果を求めると失敗しやすい
「非課税だから安全」というわけではなく、
あくまで投資のルールを守ることで力を発揮する制度 です。
■ まとめ|投資が“特別なもの”ではなくなる時代へ
20代の投資デビューが増えているのは、
将来が不安だからだけではありません。
こうした環境が整い、
投資が“より身近な選択肢”になったことが背景にあります。
これから数年で、
投資を始める若い世代はさらに増えるでしょう。
長期的に備えるという考え方は、
今後のライフデザインに欠かせないものになりそうです。
おすすめの記事を紹介!
新NISAの広がりの裏側には、
「分散投資」や「長期運用」の重要性 が隠れています。
初心者が最初に理解しておきたいポイントをまとめた
こちらの解説記事も参考にしてみてください👇


コメント